2016年(平成28年)の干支は丙申(ひのえ・さる)に当たる年です。
「丙」は「火の兄(え)の意」で、「さかん」「あきらか」「つよい」などの意味もあります。干支から見る限り、16年は15年に比べて、陽気、活気が増す年と位置付けられており、縁起のいい年と云えます。
相場格言では「未(ひつじ)辛抱、申酉(さるとり)騒ぐ、戌(いぬ)笑い、亥(い)固まる、子(ね)繁盛…」です。次の子年は東京オリンピックが開催される2020年ですが、今年16年は「未辛抱」の翌年にあたり、兜町では「申」と「酉」とを併せて「騒ぐ」年とあります。
丙申の年は時代の変革・転換点に当たることが多く、ひと回り前の1956年(昭和31年)の経済白書には「もはや戦後ではない」と記述され、流行語にもなりました。
神武景気と呼ばれた好況下で、日本人は自信を取り戻し、日本経済は復興から成長へと歩みを切り替えました。また、1933年に国際連盟を脱退して以来、23年ぶりに国際社会に復帰した年でもあります。
56年から干支がひと巡りする2016年、今度は「もはやデフレではない」との声明が聴かれるかも知れません。
夏には参院選もあり、米国ではこの年、大統領選が行われます。
さらにイベントも豊富な一年で、マイナンバー運用開始(1月)に始まって、北海道新幹線(3月)、「女性活躍推進法」施行(4月)、伊勢志摩サミット(5月)、リオデジャネイロ五輪(8月)と話題も盛りだくさんで、まさに楽しみな一年となるでしょう。
さあ、来週月曜日から期待の未年相場のスタートです。
近々、例年恒例の“新春お年玉銘柄”を発表します。
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