おみくじに凶が多いことで有名な東京浅草の浅草寺。
実際に凶を引いても「辛抱強さをもって誠実に過ごすことで吉に転じる」との配慮が付けられていると云います。
片や吉については「油断していると、これから運が下がるだけ」という考え方もあります。おみくじに一喜一憂せず、今後の生活にどう生かすかが問われるのでしょう。
一喜一憂と云えば、2015年7〜9月期の国内総生産(GDP)を巡る「騒動」がありました。11月発表の速報値ではマイナスだったのに、新たな経済統計で12月に計算し直したところ、一転プラスになり、景気の見通しがガラリ一変しました。
このGDPは、様々な統計を加工して作る人為的な推計値であり、多少の上下は仕方ありません。家事労働が反映されない、商品の多様化や技術革新がうまく反映できないといった限界が指摘されますが、それでも経済全体を捉えるのに、GDPを超える指標は見当たりません。
大事なことは四半期ごとの数字に振り回され過ぎずに、一つ一つの政策を確実に成し遂げることです。
新年を迎え、中東情勢の緊迫、中国株安、北朝鮮の核実験など難題が相次いでいます。しかし、辛抱強く、誠実に取り組むことで、株式市場の先行きは「吉」と転じるものです。
この押し目はコツコツと仕込むチャンスです。
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