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“株のソムリエ”からの勝ちの連鎖術!

未来投資戦略「ソサエティー5.0」

 

経済財政運営の基本方針(骨太の方針)には、政府の成長戦略「未来投資戦略」の要点が盛り込まれています。

 

「成長戦略の加速」と題するページを捲るとすぐ見慣れない語句があります。「Society(ソサエティー)5.0」です。人類社会は狩猟社会、農耕社会、工業社会と変遷し、今は情報社会と位置づけた上で、5番目となる未来の社会像を指したものです。

 

世界では蒸気機関車、電力、コンピューターに続く「第4次産業革命」が進行しています。あらゆるモノがインターネットにつながる「IoT」や人工知能(AI)の飛躍的進展で、「超スマート社会」を意味します。

 

政府内で「ソサエティー5.0」が初めて登場したのは、2016年度に始まった第5期科学技術基本計画で、今回の骨太の方針で目指すべき社会像として位置づけています。

 

主要各国も第4次産業革命の波に乗り遅れないよう戦略を相次いで打ち出しています。独国は「インダストリー4.0」、米国は「インダストリアル・インターネット」、中国は「中国製造2025」などです。

 

インダストリー4.0やインダストリアル・インターネットは、あくまでもICT、IoTによる製造業の革新、生産性の向上を主眼としたものに対して、ソサエティー5.0はICT、IoTで「社会のあるべき姿」を変えようとしています。

 

日本の骨太と未来投資戦略でも「ソサエティー5.0」実現に向け、健康寿命延伸などに政策資源を集中投入すると明記しており、地方に住む高齢者向けの遠隔診療などの具体策も盛り込んでいます。

 

その実現に挑む日本の姿こそ、世界で存在感を発揮することになるでしょう。

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