大阪府が誘致を進めている2025年の国際博覧会(万博)の「健康・長寿への挑戦」というテーマは時代の風潮に乗ったものですが、健康・長寿が先進医療というイメージだけを指すのであれば良い結果は得られないでしょう。
ヘルシーで気持ちよく、長寿につながる生活とはどんなものか、20〜25年後の未来都市を体現すべきで、健康を産業化するモデルを示すことが重要になります。
大阪府では半年で3000万人の入場者を見込んでいますが、来場者にウエアラブル機器やセンサーを埋め込んだシャツや帽子を配るような工夫をすれば、心拍数などのビッグデータが集まり、壮大な実験ができます。
ホテルに入るとすぐ健康状態のチェックができて、レストランで適切な食事とレシピが出てくる…。いろんな知識を得て、来た時よりも健康になって帰る。こんなイベントは過去にもないような素晴らしいものになります。
せっかく万博を大阪で行うのなら、近隣の和歌山県の漁業や兵庫県淡路島の農業など分散開催にすれば、インバウンドを数週間くぎ付けにする「健康医療ツーリズム」として万博のレガシーになります。
日本の魅力を世界に発信するには最高の機会であり、狭義の健康・医療に固辞せずにインバウンド、クールジャパンといった要素を詰め込んで行けば、世界の人々が訪れたくなる最高の万博となることは間違いないでしょう。
インバウンド、医療関連は末永いテーマです。
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