トランプ大統領は自己主張が強い上、一貫性がない困った男です。
「二つの中国」を語ったと思うと、日を経ずして甘受しました。シリアに対しては突然、ミサイル攻撃しましたが、その後の戦略は見えません。パリ協定離脱を表明しましたが、再交渉も考究していると云います。
しかし、一つだけ了とするブレない信念があります。「貿易政策」です。偉大な米国の実現には輸出増強、貿易収支の赤字圧縮が生命線なのでしょう。
大統領に投合し、ロス商務長官は「米国の貿易赤字はもはや耐えられない」と見解を延べ、ハガティー次期駐日大使も「巨大な対日貿易赤字に対処するため日米経済対話に貢献するのを楽しみにしている」と語っています。
トランプは1月の就任直後、公約通り環太平洋経済連携協定(TPP)からの離脱を決断、貿易赤字の原因や米国製品を優遇する「バイ・アメリカン」関連の大統領令に署名しました。
トランプ新大統領の誕生は、米国の格差社会に対する満たされない思いやオバマ大統領の弱腰な外交政策に対する不満が、米国民から「強いアメリカの復活」を託されたのです。
日本の最大の輸出国である米国の経済が「トランプノミクス」により、トランプ氏が目指す先進国では驚異的な4%の経済成長率を達成すれば、日本経済には輸出数量、為替(ドル高・円安)双方向で追い風となるでしょう。
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