「数十人まとめて技術者がほしい」―人材紹介会社にこのような相談が相次いでいます。自動車、電機などのメーカーはIoTの対応、自動運転技術の開発、人工知能(AI)の導入に向けた技術者のニーズが急速に高まっています。
1人の求職者に対して5倍以上の求人がある職種も出てきております。牽引役は技術者の求人で、ビッグデータ解析などインターネット系5.87倍、IT通信分野3.27倍、制御基板など開発エンジニア4.55倍など、5月の転職求人倍率は、いずれも3倍を上回っており、全体の平均倍率1.85倍と比べて「超売り手市場」が際立っています。
人手不足感が特に強いのが、制御基板など組み込みソフトの開発エンジニアで、自動運転の画像処理といった基幹部分の開発を担います。「電子・電機業界といった「異業種」から採用する例も多く、「40代・50代も当たり前」とのこと。
経験が乏しい20代の若手もAI開発、ビッグデータの活用などのインターネット関連での引き合いが活発です。機械学習の知識があれば、業界横断でニーズがあります。
人材不足から「同業種・同職種」「35歳まで」というかつての転職の常識は崩れ去っているのです。メーカー各社はセミナーなどで人材募集を図っており、転職後の給与水準も前職よりアップした人の割合が上昇傾向にあります。
皆様方からの投資相談並びに入会受け付けを随時承っております。
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