昨今の株式市場には、世界の金融緩和により発行されたじゃぶじゃぶのお金が入っているのは明白ですが、コロナ禍で売り出された不動産にも、東南アジア、カナダなどのファンドが積極的に資金を動かしていることもお話ししました。
更に、留まるところを知らない緩和マネーはプロスポーツ界にも鼻を利かせて、多方面に渡り利益を追求していることも当欄で申し上げましたが、今度は更にエンターテイメントの世界でも今まで以上にお金が出ているようであります。
著作権、所有権の取得でありますが、これらの権利は普通に売買されます。超人気プロデューサーである小室哲哉氏が自作した曲の著作権を10憶円で売却するという話で、投資家から5憶円を搾取したという詐欺事件がありましたが、これは一部の著作権が小室氏本人ではなく、レコード会社にあったことから詐欺事件となってしまいましたが、所持が確認されていれば立派なビジネスであります。
投資ファンドはここにも目を付けており、米国のグラミー賞10回受賞の人気歌手のテイラー・スウィフトさんの過去の楽曲の所有権を3憶ドル(約310億円)で買収しました。小室哲哉氏とは少々桁が違いますが、買ったのは米投資ファンドシャムロック・キャピタル、ただ20数枚出しているアルバムのうちの6枚分らしいです。
残りの物に関しても所有権に絡み、こちらも日本でも有名な米投資ファンドカーライル・グループが資金を出しているようです。
儲かりそうなところには必ずと言っていいほど、お金をたっぷり持っている投資ファンドが絡んでおります。
さて肝心の株式市場でありますが、いよいよ師走相場がスタートしております。押し目買いに押し目なしの状況下にありますが、細かい買い場をしっかり捉えていってください。
NTTドコモの買収資金4兆円、さらに配当金4兆円が再投資に回ってまいります。物色対象も広がりを見せ、益々厚みのある楽しみな相場になってまいります。
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