観光業、飲食業だけではなく、接客を伴う業態の業種は、瀕死の状況であることは言うまでもありませんが、それだけに留まらず、今回のコロナ禍をリモートなどで上手く利用したIT企業以外多かれ少なかれ悪影響を受けており、経済状況は最悪の状態であります。
そんな現状にもかかわらず世界で株高であります。昨今、テレビのワイドナショーでも取り上げられる機会が増えましたが、失業者が溢れ、経済的な自殺も増える中で、なぜ株が買われているのか?この世界で儲けている輩が存在する。不謹慎であるがごとくの報道も見られます。
結論から言えば、投資家であればご存じの通り、前代未聞の金融緩和による金余りであります。株式市場はどんな材料よりも需給が優先されます。この市場でお金を運用しようと大きな資金が動けば、必然的にその市場は上がります。
ただ、やみくもに買っているのではなく、ワクチンの普及により来年末までに世界の経済はコロナ前の水準に戻り、更にプラス成長となるとの観測によるものであります。
2020年の世界の成長率は国際通貨基金(IMF)によればマイナス4.4%ですが、来年にはプラス5.2%と予想されております。
リーマンショックのときは危機脱出を先導したのは、一党独裁らしくスピード感で勝負した中国でしたが、今回も中国は今年も来年もプラス成長を維持し世界を先導しそうであります。
さしずめ来年以降中国一強となりそうな勢いです。行き過ぎた住宅投資で、空き家の増加等により不動産バブルを危惧する見方もありますが、現状は世界が中国に依存しているのも事実であります。
これらの経済の流れを株式市場は織り込み始めているということで、何時も申し上げますが好需給のいいとこ取りであります。
不謹慎などという意見もございますが、株高効果は実体経済にも資産効果などで必ず良い影響を及ぼします。これは失業者も経済的自殺者も減らします。目くじらを立てずに育ててまいりましょう。
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