だいぶ景色が変わってまいりました。11月の外人投資家による莫大な資金流入により、日経平均採用の5銘柄(ファストリ、SBG、東京エレク、ダイキン、キーエンス)で日経平均の65%を動かすという異常な状況から、個別銘柄に物色対象は変わりつつあります。
SQも無難に通過し、一部の売買代金も2兆8000億円とSQ当日にしては薄商いでしたから、そのほとんどは期先物への乗り換えであり、次の225先物の決済日の来年3月12日まで、外人投資家も東京市場は高いと判断しているものと思われます。
ただ物色対象は明らかに変わってきており、1部、2部問わず材料、切り口に敏感に反応するようになってきているようであります。
残念ながら、東証マザーズは市場としては未だ調整を明けておりません。小回り三ヵ月と申しますが、市場としての調整な今月一杯ぐらい続きそうですが、それでも材料株としてはピンポイントで飛ばすものが出てきていることは、明るい材料です。
一部市場でも、久しぶりに三菱重工や川崎重工などの大型株が変われておりますが、行き場にない資金が大型株にシフトしているのではなく、材料株として資金を集めております。
個人投資家にとってもいい相場展開となってまいりました。11月のように225の値嵩株の先物主導より俄然面白い相場展開であります。
100憶から1000憶ぐらいの運用資金が7割を占めるヘッジファンド系の資金は、既に先物から離れ値幅取りに動いているものと思われますので、益々個別株が面白くなりそうです。
ちなみに今年は年末年始といっても、ほとんどのファンドマネジャーは巣籠で帰省できず休みも4日のみ、よくある日本の正月休みに外人投資家が為替で仕掛けるなどということも考えづらく、しかも大発会4日からフルに一週間始まりますから、年明け早々相場の様相がガラッと変わるなどとはならないでしょう。
材料株でも人気が単発なもの、続くもの、見わけが難しいと思われますが、大きい資金が付いている銘柄に乗りたいですね。迷ったらご連絡ください。
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