パンデミック下の異例のオリンピック開催も、一部例外はあったものの各国代表団の感謝の言葉を数多くいただき、無事終了しましたが、またバッハIOC会長がやらかしてくれました。緊急事態宣言下の東京で、終了と同時に選手団が速やかに帰国するところ、バッハ会長はSPを引き連れて不要不急の銀ブラであります。
それに対する記者団の質問に対し、丸川オリパラ大臣は、不要不急かは判断できない、との答えには失笑を買いました。どうもこの組織のトップの頭の中は理解に苦しみます。組織は頭から腐るとの名言がありますが、その通りにならないことを願うばかりであります。
さて、バブル方式への批判もありましたが、幸いにして海外からの選手団等からのクラスターは未だ確認されておりません。既に競技2週間を経過しておりますので、この時点でなければ大丈夫と思われますし、次のパラリンピックは規模も小さくなりますし、健常者のように規則を無視して外で飲んでしまうなどということもなかろうかと存じます。
すると相場的には、一つイベント通過で次のステージを模索します。続々と決算発表が出ておりますが、ほとんどは今週で出尽くします。1部市場の売買代金も昨日は2兆6千億円と、閑散とは言えずそこそこ増えつつある印象を持っております。
そこで注目は、担保なども絡み散々売られた東証マザーズですが、昨日は東証1部、TOPIXを凌ぐ2%弱の上昇です。東証マザーズの決算発表は、小型株ゆえ数字に対するブレが大きく懸念されがちですが、業績無視の投げ物がここまで出ておりますので、底入れ反転と解釈してよろしいかと存じます。
ここまでの決算発表は概ね好調、大型小型を問わず7社に1社が増額修正、PERは13倍を割れるのではないかという歴史的水準です。海千山千の世界の代表的運用機関が日本株のウェイトを上げてきたことも頷けます。
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