中国恒大集団の一件は23日の債務が履行されたことで、とりあえず平静を保っておりますが、ただ人民元建ての債務であり、ドル建てに関してはこれから期日を迎えますので、依然として予断を許さない状況であることに変わりはありません。
ただ申し上げました通り、今年、来年は中国習近平国家主席にとって勝負の年であることから、無秩序な処理にはならないと思われます。昨日触れましたが、事業分割、切り売り等で、最終的には大量の失業者を出さないように処理されるものと思われます。
東京市場は全体調整が欲しいところでありますが、個別銘柄には盛んに資金が向かっているようです。ここまでいち早くコロナから経済再開を果たした諸外国のおかげで、日本も製造業中心に業績を伸ばしてまいりましたが、いよいよ緊急事態宣言解除から、経済再開、遅れていた内需に期待がかかります。
昨日も日経平均は小動きに推移するも、騰落レシオは146と、相変わらず過熱状態が続き、それだけ物色意欲旺盛ということであります。輸出関連の大型株は値の高いものも多く、個人投資家には少々手が出し辛いところでありましたが、昨日は内需関連の中小型株に資金が集まっている様子で、益々今後が楽しみな展開となってまいりました。
この原稿を書いている27日午後5時半、東京都の酒類提供が午後8時まで認められるというニュースが入ってまいりました。人数ですとか、感染対策を行っている店であるとか詳細はこれからでしょうが、現在の感染状況を見ても賢明な判断であり、久々に素晴らしいニュースです。
こうなってくると市場のムードも明るくなってまいります。
筆者も感染対策をしっかり行いながら、久しぶりに居酒屋で一杯やりたいですね。
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