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“株のソムリエ”からの勝ちの連鎖術!

衆議院選挙は株高アノマリー。

 

 衆議院総選挙のスタートともに季節も変わってまいりました。昨日は一挙に寒さが押し寄せ、暑さに慣れてしまった身体には少々堪えました。やっとこの季節らしい気温となってまいりましたが、個人投資家諸氏におかれましては何卒お身体を労り、ご自愛いただきたいと存じます。

 

 さて株式市場を取り巻く環境も徐々に不透明感が解れてきております。国内環境においては言うに及ばず、天下分け目の選挙戦スタートであります。マーケットは常に政権政党を支持しますが、今回は自民党がある程度議席数を減らすのは予想され、更に今回は野党も統一候補で健闘しておりますので、現職閣僚でも黄色信号が点滅している候補もおりますし、有名どころでも同じく点滅組は散見されます。

 

 ただ過去の衆議院選挙では解散から投票日までの騰落で見ると、1969年以降すべて上昇し16連勝であり、このアノマリーからすると月まで株高ということになります。

 

 選挙結果については、下駄を履くまで分かりませんが来週の選挙戦後半にはだいたいの数は把握できると思われます。後半戦で出る予想は大分実勢を織り込んでくるので、結構あてになります。

 

 その後は勿論現在の自公政権で過半数を取れば年末ラリーが視野に入ります。そこで今度は外部環境ですが、ひとつ中国恒大集団の問題も北京オリンピックまでの時間を視野に、中国共産党は汚職と不正取引摘発に着手し、更にあらゆる手段を講じることを公にしてきました。

 

 もうひとつ懸念の資源高、これは特に原油、天然ガス価格が影響しておりますが、一時数を減らしていたシェールオイルが再び生産ラインに乗ってきていること、更に拙速すぎるカーボンゼロへの反省から小型原発の稼働などエネルギー政策が、各国練り直されております。

 

 また、米国消費者物価指数(CPI)は全前月より若干下がったとはいえ未だ高い水準ですが、その前段階生産者物価指数は0.2%と、前月の0.6%から大幅に低下し、更に市場予想0.5%をも下回りました。そろそろピークアウト感を見極める時期かと…。

 

 

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