株式市場の先行きにコメントし、評論する先生方はその影響力が大きければ大きい程現状は苦悩に近い状況のようです。なかなか当たらないからです。
筆者も商売柄常に見聞を広げるための勉強は心掛け、選り好みせずにセミナー、講演会などにも顔を出しますが、(直近はコロナのおかげでオンラインが多いですが)筆者よりも若い人もいれば、年配の先生もおられます。たまにサプライズな事象もあり、少しでも吸収出来れば弊社のお客様にもプラスに働きます。
決して同業だからだとか、筆者よりも経験が浅いからとか、そのような色眼鏡で見る様なことはせず、吸収出来るものは貪欲に吸収し、顧客へのアドバイスに生かします。結果としてお客様が儲かれば弊社の存在意義も上がります。
以前、当欄でも結構講演会なども頻繁に実施している先生の「ぶっちゃけトークとして、あまり言うことないよ」という言葉を紹介したことがありますが、その先生だけでなく、最近アナリスト、評論家の先生方のコメントに歯切れが悪いという印象があります。
筆者がよく出入りする証券会社でも若い専属アナリストが(正直に?)弱気のコメントばかり並べるのでその証券会社を首になったことがありました。自分がどういう組織に属するか考慮し、しかもコメントも正しく伝えなければならない。
難しいですが、中には決して組織に迎合せず自分の意思を貫くコメントをどんな圧力にも曲げずに発信し、結果として何回も転職している優秀な武闘派アナリストもおります。
先週の米国市場は9週目にして大きく反発し連続安から脱してまいりましたので、先生方のコメントもキレが戻って来るかと存じます。
さて、東京市場は先週来米国市場に比べて底堅いと言われつつも、2万7000円の壁などと伝えられておりますが、極めて目先のことのように思われます。いずれ抜けて来ますし更に上値を追えると存じます。物知りな相場は底堅い東京市場の先行きを意外と楽観しているのでは…。
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