S&P500は前人未到の5000ポイントと昨日お伝えしましたが、東京市場では昨日驚異の1000円高となり、昨今の東京市場の強靭さには驚かされることばかりであり、30数年ぶりの相場というのも頷けます。
米国市場では半導体の「アーム」の急騰が話題となっておりますが、一昨日は42%の上昇で「ソフトバンクグループ」の決算にも大いに貢献し、前の期の大赤字から見事に復活です。
時にその大胆な経営戦略から、そのM&Aのやり方も「ニデック」の永守社長と比較され、何でも食い付くなどと揶揄される孫正義社長ですが、転んでもただでは起きない、我々凡人では理解しかねる凄さを持っておられるようです。
昨日の1000円高も「ソフトバンクグループ」と「東京エレクトロン」の2銘柄で半分以上日経平均を牽引しておりますので歪んだ市場と思われがちですが、昨年と違って先物で引っ張る展開ではなく、現物市場に資金が入っております。
すなわち昨年の先物が引っ張ると日経平均の寄与度の高い銘柄が上がるのとは若干異なり、「ソフトバンクグループ」「東京エレクトロン」の好決算に資金が集まっております。
昨日の値上がり上位もそのほとんどが好決算、好材料出現銘柄であり、職種問わずバライティーの富んでおり、現物市場に入った資金はそう簡単に退場せず、物色対象を広げて行くものと思われます。
決算発表も佳境を迎えておりますが、概ね好調で日経平均の予想EPSは2300円台に乗せて来ております。この点からも現状の東京市場は決してバブルなどではなく、実体のともなった極めて真っ当な相場展開であります。
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