S&P500は前人未到の5000ポイントに到達しました。ついこの間まで米国経済はリセッションに入るのではないか、金利は下がらず景気は後退と現在ドイツ経済が遭遇している最悪の展開を予想する輩もおりましたが、全く180度違う展開で進んでおります。
ただひと頃の5%に乗る長期金利からすれば多少下がったとはいえ、4%台というFRBが目指すところからすると未だ高い水準であり、それでも経済は底堅く推移しており、ソフトランディングから既にノーランディングさえ視野に入ります。
危ない地銀が幾つかある、経済を牽引しているのはAI半導体関連の一角だけなどと言われますが、一通り決算発表が終了する米国企業はマグニフィセント7以外の企業の決算の健闘ぶりも表面化しており、すべてを織り込んだ株価の高値更新、これこそ米国経済のダイナミズムです。
さて東京市場は先週一時3万7000円に乗せました。昨年の大納会が3万3464円からすると凄まじい上げ方ですが、オプションSQに絡んだヘッジファンドの仕掛けがあったようで、先週木曜日の700円高はソフトバンクを筆頭に日経平均寄与度の高い5銘柄で500円動かしており、ここは差っ引いて考えた方がよろしいかと…。
先週の日経平均上昇の立役者は「トヨタ自動車」「ソフトバンク」などですが、先週末の決算発表も自動車や半導体関連にサプライズ決算が出ておりますので、スピード違反覚悟の3万7000円定着があるかと思われます。
ただし、先週末も申し上げましたが、見る銘柄と実際に投資する銘柄は分けて考えられたらよろしいかと存じます。「東京エレクトロン」「レーザーテック」は観察し、現在まで放置されていたトレンドを大きく変える好決算銘柄に照準を絞ってください。
間違いなくリスクを抑えたお宝銘柄が結構な数で出て来ております。個別銘柄を見極めるファンドがこんなチャンスを見逃すはずありません。ご一報いただければお役に立てるかと存じます。
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