超小型惑星や準天頂衛星など通信網拡大の需要が重なり、ロケットの打ち上げが増加傾向にあります。
世界の宇宙関連の民間産業は過去5年間で毎年平均10%を超える勢いで成長しており、今や年間13兆円規模のマーケットです。2017年度の打ち上げ本数は、日本でも過去最多の7本になる見通しです。
マーケットは大きく分けて、静止衛星(通信放送)と低中軌道衛星(地球観測)及びロケット打ち上げサービスの3つの市場があります。特に衛星については、今後も先進国の底堅い需要の伸び(通信放送)に加えて、新興国でも10年後に4倍の規模まで地球観測衛星利用の拡大が見込まれます。
内閣府やJAXAによると、17年度はH2Aだけで5本を予定しており、準天頂衛星3基、情報収集衛星の「光学6号機」のほか、気候変動を観測する「GCOM―C」と超低高度衛星技術試験機「SLATS」を相乗りさせます。
ほかにH2B7号機で無人補給機「こうのとり」7号機を、イプシロン3号機で小型地球観測衛星「あすなろ2号」を打ち上げます。
内閣府や文部科学省では、今後も打ち上げ需要は増えると見ており、株式市場でも衛星・ロケット関連に注目が集まっています。
様々な分野に広がりを見せる総合産業で、多くの関連銘柄がありますが、本命は人工衛星やロケットの運用や製造となるでしょう。
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