米国市場は強調展開を続けS&P500は再び高値を取って来ており、この国は金融を見ても、政治を見ても、更に市場を見ても資本主義先進国であると感じます。国民性などはすべてに利己的でアバウトなアメリカ人よりも、真面目で几帳面な日本人の方が筆者は断然好きですが、市場関係者はみんな米国株を垂涎の思いで見ております。
ただ、東京市場も落ち着いて来ておりますね、昨日は底入れから悪役だった東証マザーズが先行して大幅高、本日一服するも日経平均が尻上がりに高値引けですから、少々リズムが出てきたかと思われます。
一部市場は相変わらず世界の半導体不足から、その関連の値嵩株、東京エレク、キーエンス、レーザーテックを中心に強いですね。来年のテーマを聞けば必ず出て来る半導体関連ですが、どこの国でも強烈に設備投資に動いております。
米国、韓国、中国、台湾、日本でもTSMCの半導体工場に政府が4000億円援助します。確かに今後を考えれば、AI、DX、繋がる自動車等、殆どの分野に半導体は使われ需要は旺盛です。
しかし、今の半導体不足が永遠に続くわけではありません。これだけ世界で設備投資が進めばどこかで足りて来ます。その足りる時期に大分先行して株価は頭を打ちます。この業界に長く居座ると、どうも皆が進めるものにはちょっと待てよ?という気持ちになってしまうのは筆者だけでしょうか。
しかも、良いとはわかっていても最低単位購入で600万円。株価6万円の東京エレクを買いましょうとは、そう簡単には行きませんよね。弊社では現状の値動きの荒い市場での買いは、最低2回に分けて仕込みますので、2回買えば1200万円、これでは限られた投資家のみであります。
そんな無理をしなくとも底入れからリズムが出てきたことから、いくらでも低位の有望株が出てきております。因みに今週に入ってからのIPOも17銘柄中10銘柄が公開値を上回り回転の効いている状態で、残り7銘柄もセカンダリーが期待できる水準におります。
昨日申し上げた通り、来年に向けてバンバンネジを巻いております。
弊社へのお問い合わせは、お気軽に03-3868-2801までどうぞ。