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“株のソムリエ”からの勝ちの連鎖術!

年に一度有るか無いかの領域、今後の動きは歴史が物語る。

  

 未だオミクロン株に対する懸念は払拭されず、日本でも一人感染者が確認されました。世界保健機関(WHO)では今回のオミクロン株は感染急拡大に繋がり、重大な結果をもたらすと警告しておりますし、傍ら発生元南アフリカ共和国の科学者は、感染力は強いようだが、既存のワクチンが重症化を防ぐ可能性は高く、症状はデルタ株に比べて軽度であるとも語っております。

 

 ここに示しただけでも、WHOと当事国南アフリカとの間にこれだけの見解の相違がありますので、未だ判断は難しいのが実情であります。この新型の変異ウィルスに関しては今しばらく専門家の先生方の見方が固まるまで時間を待つしかないかと思われます。

 

 昨日もザラ場中に米モデルナ社のバンセル最高経営責任者(CEO)が新型コロナウィルスワクチンについて、新たな変異株オミクロン株への効果はデルタ株に比べて低下する可能性があると、フィナンシャル・タイムスのインタビューで答えると、米国夜間取引が売られ、その後東京市場もそれまでの高値持ち合いから急落、再び462円安の3日連続安で引けました。

 

 昨日は底入れと判断していた投資家も、慌てて対処する始末で結局新安値銘柄は726銘柄、傍ら新高値銘柄は30銘柄。騰落レシオも71ポイント台と、新型コロナウィルスで急落した昨年3月以来の領域に入ってまいりました。因みに昨年3月の急落時、新高値銘柄はゼロでした。

 

 さて、現状の東京市場のバリュエーションから、この領域まで来るとは想定していませんでしたが、年間一度あるか無いかの領域です。オミクロン株の脅威が完全に晴れるまでは様子見を決めこむもよし、新高値銘柄が30銘柄も出ていることから継続的資金は動いておりますので、情報を武器に2歩も3歩も先を見越して打診買いの時期を探るもよろしいかと存じます。

 

歴史は繰り返します。ドイツの名宰相ビスマルクの「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」の名言がありますが、実はその後に「そして聖人は経験から悟る」と続きます。

 実に的を得ております。起きている現象から利益に繋げるか繋げないかは投資家次第。冷静に歴史から学んでまいりましょう。

 

 

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