12月のIPOは32銘柄と相当なラッシュでありましたが、残り3銘柄です。外人投資家も売っているという状況と、個人投資家の税金対策売りも重なる中で相当の需給悪が予想され、同じくIPOラッシュであった今年6月の悪夢の再来かとも思われましたが、相当厳しい事前予想よりは健闘といったところでしょうか。
これまで上場した29銘柄で公開価格を上回り、既に超短期で一回転効いたであろうと思われる銘柄は17銘柄であり、また残り12銘柄の中でもしばらくは難しいかと思われるのは2銘柄位で、その他10銘柄は上場後のセカンダリーが期待できる位置で推移しております。
この状況であれば、小型株を売ってIPOに向かった資金がその位置で凍り付いてしまい、流動性が失われてしまう過去の苦い経験と同じにはならなさそうであり、何とか今後の資金拡散に期待したいところであります。
風水の先生のお話ですが、令和4年は「五黄の寅年」、九星気学において帝王を意味し強い運勢を誇るとされる「五黄土星」と十二支で強い金運力を持つとされる「寅」が重なる、金運奇跡の年とされているようです。更に、干支では「壬寅」と表記し、「壬(みずのえ)」は五行説で水を意味し、水が流れるがごとく金回りが良くなる年とされており、この「五黄土星」と「寅年」が重なるのは、36年に一度しかなく貴重な年回りのようです。
こういう専門家の話を聞くと、今年は個人投資家にとっては後半厳しかっただけに来年への期待が膨らみますね。
さて本日を含め今年の立ち合いも残りは4日ですが、先週上がり2日間は市場参加者も少なく超薄商いでしたが、今週はクリスマス休暇明けで機関投資家も戻ってきます。
米国市場はニューイヤーで1日は休みですが、来年は1日が土曜日ですから年末年始も関係なく普通に取引があります。4日間休みで年の新たまる正月を特別に扱う日本とは違い、米国はクリスマスほど特別な扱いはしません。従ってクリスマス明けの動きは注目してまいりたいと存じます。
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