FOMCを通過し予想通り0.75%に利上げで決着しましたが、パウエル議長会見はハト派から始まりタカ派で終わるという展開に、市場環境は全くすっきりしない状況であり、迷いが払拭されない状況に変わりありません。
雇用統計で方向感が出るかと思いきや、こちらも強弱入交じる内容で、非農業部門の雇用者数は市場予想20万5000人のところ26万1000人増と強めに出ましたが、9月の増加幅31万5000人からは鈍化し、失業率は市場予想3.5%から3.7%へと悪化しました。
FOMC以来下落していた先週末の米国市場も、雇用統計を受けて一時600ドルほど上昇し、その後急落し前日比安い場面を見せると、再び上昇401ドル高と乱高下を極めておりました。
ただ米長期金利は4.1%で落ち着いており、一時148円台に乗せたドル円も146円台で推移していることからも、あとは時間の問題かと思われます。
早晩言われている通り、雇用、住宅に波及するには相応の時間が必要です。その過渡期を迎えつつあるのではないでしょうか。
さて東京市場は決算発表真っ只中、申し上げております通り悪くないものが続きます。今週は特にピークとなりますので期待を膨らませ望んでまいりましょう。
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