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“株のソムリエ”からの勝ちの連鎖術!

騰落レシオの過熱感を冷やす調整場面を丹念に仕込みましょう。

  

 米国の長期金利は117日の4.2%台から下落すること、昨日は3.6%台となり、為替のドル円も10月後半の150円台から昨日138円台と、随分とドル安円高が進みました。インフレピークアウトは既に疑う余地はなさそうですが、今後は景気後退との綱引きとなりそうです。

 

 米国は年内の主要なイベントは明日30日のパウエル議長の講演、ここでは経済見通しとともにインフレと労働市場について語られると思われますが、各経済指標の発表は121日には個人消費支出(PCE)、2日には雇用統計、9日に生産者物価指数(PPI)、13日に消費者物価指数(CPI)、14日がFOMCです。

 

 FRBが重視する物価と雇用の指標のほかに、月末にISM製造業景気指数が発表されますが、10月の指数では2年半ぶりの悪い数字が報告され、11月は50割れの更に悪い数字が見込まれております。

 

 FRBの急ぎ過ぎた利上げの効果は明らかに実体経済に対しオーバーキルの様相が見られ、大手企業の人員整理もピークを迎えつつ、先日の失業保険の申請件数も予想以上に拡大し、今回はCPIなどには遅れて効果が現れる雇用統計自体の数字にも悪化の方向で反映されて来るものと思われます。

 

 東京市場は商社株、金融株などが牽引しTOPIXが強い展開であると同時に、小型株指数が8日続伸で1年ぶりの高値と、個別にバリュー株もグロース株も買われている環境で昨日申し上げました通り好循環であります。

 

 現状の騰落レシオは120を超えておりますので目先の過熱感は否めませんが、調整が入っても押し目買い勢力は顕在であり、年末高へ向けてここからの押し目を丹念に拾う場面かと存じます。

 

 

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