米国では消費者物価指数(CPI)、生産者物価指数(PPI)ともに減速傾向が鮮明となる傍ら、主要企業の人員整理が創業以来、類を見ないほどの規模となり景気後退が意識される難しい局面を迎えております。
昨日はそんな局面で今度はロシア製ミサイルがNATO加盟国のポーランドに着弾し死者が出るとの報道に再びリスクオフの風が吹きましたが、とりあえずは大事に至っておりません。
ロシア製のミサイルはロシアから発射されたものではないとのニュースが伝わると、市場は落ち着き押し目買いに転じましたが、さすがにいくら蛮行を繰り返すロシアでも、真正面からNATO加盟国を敵に回すようなことはしないと思われますし、仮にNATOと軍事衝突となったら勝ち目はありませんから。
さて東京市場はロシアのミサイルというマクロ要因にザラ場多少ブレましたが、こちらは米国以上に押し目買い意欲は旺盛で、今後は2万8000円の値固めに入って来るかと思われます。
決算発表も一巡し、個人投資家によるイベントラリーも終わりましたので、ここからは機関投資家を交えての個別物色であります。恐らく先物から離れ決算内容に沿った選別物色であり、値嵩株、低位株などの分け隔てではなく内容重視で資金は展開するものと存じます。
鳥の目、虫の目、魚の目を駆使すると、仕込みたい有望銘柄はわんさか出て来ており、少々荒っぽい有望資金も動き出しております。ただし、こういう資金はふるい落とし等の乱高下が付いてまいりますので、情報をしっかり掴み、シートベルトをしっかり締めて臨んでください。
これからの年末相場を大いに楽しみましょう!
弊社へのお問い合わせは、お気軽に03-3868-2801までどうぞ。