ここへ来ての米国市場の強さには目を見張ります。10月の2万8660ドルの安値から短期間で驚異の戻りを演じましたが、その後3日ほどの調整を入れただけで既に戻り高値を更新しております。
本来であれば様子見、更には多少ポジションを閉じておく流れが出ても不思議ではないFOMC議事録公表前の一昨日もしっかりの展開、タカ派色の強い連銀総裁の方々の会見にもそつなく対応、議事録公表後の昨日も内容を前向きに評価し続伸しております。
恐らく米国市場は既にインフレのピークアウトを織り込みつつあり、更に大幅な人員整理を発表した「アマゾン」、「メタ・プラットホーム」、「マイクロソフト」などの株価が発表後底入れし反発に転じていることからも、景気後退についても相当数を織り込んでいるのかもしれません。
革新的成長力を有する米国のIT企業は、業務執行上のすべてにおいて意思決定が素早く、目先のぜい肉をスピード感をもって切り落とせば、再び成長力を発揮すると市場が信頼しているからではないでしょうか。
決算発表が終わった東京市場も材料難は米国市場と変わりませんが、米著名投資家ウォーレンバフェット氏の日本の商社株の買い増し、中国EVトップの「BYD」の大幅売り越しと既に象徴的な現象が起きております。
年末から始まり来年一年は、東京市場が久々に輝く市場と当欄では常に申し上げておりますが、バフェット氏の投資スタンスの変化もこれを裏付けているものと思われます。
加えて、サッカーWCでの強豪ドイツ戦の脅威の逆転勝利!日本の時代を暗示しているのではないでしょうか。
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