各コモディティ価格は原油を含め既にロシアによるウクライナ侵攻前の水準まで下落しており、最後の砦でもあった天然ガスでもウクライナ侵攻後の急騰分の3分の2を放出し下落しております。
更に高騰していたコンテナ船市況も既に軟化、バルチック海運指数は侵攻後の上昇分をすべて帳消し、また、こちらも侵攻の影響で上がり続けていた中古車価格はマイナスに転じており、モノのインフレはほぼ収まっていると思われます。
データ重視のFRB内ではこれだけの数値を前に、インフレピークアウトのコンセンサスは既に固まっているのではないかと思われます。
後は、既にISM製造業景況感はかなり悪い数字が出ましたから、強めの雇用統計から判断してISM非製造業景況感は未だに強い数値が出ると思われますが、この環境を如何にソフトランディングさせるかがFRBの手腕です。
東京市場は今週メジャーSQですので多少荒れるかもしれませんが、昨日も「ファーストリテイリング」が2530円高と一人気を吐きましたが、先物に絡む空中戦の様相です。
個別には為替が当初より円高ドル安の傾いてまいりましたので、円安がデメリットと思われていた銘柄にも物色の手が伸びそうです。レンジは130円から140円内の動きと思われ直近よりも大分円高方向です。
この為替の変動が再び大きな投資ヒントとなります。現状の相場環境での銘柄選定は投資家の皆様は相当悩まれていると思われますが、この為替の方向転換から年内回転目標の低位珠玉株の仕込みをいたします。乞うご期待!
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