今週は世界の株式市場にとって今年最後のビッグイベントの週であります。米国では消費者物価指数(CPI)の発表とFOMC、他にも欧州中央銀行(ECB)の定例理事会、英イングランド銀行の金融政策委員会と続きます。
特に米国ですがブルームバーグから、FOMCの議決権を輪番で付与される地区連銀総裁のうち、最も影響力があると見られる総裁がタカ派の先頭に立つセントルイス連銀のブラード総裁であることがエコノミスト調査で明らかになりました。
そのブラード総裁が議決権を持つFOMCは今週が最後の会合となります。これは先行きを考えるといいニュースかもしれませんが、それでもCPI、FOMCはもう目前ですから大きいポジションを取り辛いところです。
さて、投資主体別売買動向からも東京市場には当欄でも指摘しているように外国人投資家が戻って来ております。11月は1兆2873億円の買い越しであり、2020年11月以来2年ぶりの大きさです。
円安の一服はドル建ての外国人投資家にとっては朗報ですし、米国企業の決算があまり芳しくなかったことに比べると、日本企業は相対的に良好でしたが、こうなると東京市場の割安度が改めて見直されてまいります。
以前当欄でも大手証券のキャラバン隊が外国ファンドに日本株を紹介している話をしましたが、現状は外国人投資家自身が以前のバスケット売買ではなく積極的に個別の銘柄研究を進め、経営者などにも直接面談し情報を収集しております。
昨日も日経平均は小安かったのですが、個別銘柄は景色が違い安いイメージはありませんでした。個別銘柄がますます魅力的になってまいりました!年末一回転、まだ間に合いますぞ!
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