昨日の東京市場は、クリスマス休暇明けの米国市場が相互に強弱材料がありながらもNASDAQの下げが重しとなり、年内最終商いで相変わらず薄商いの中で最後の税金対策売りも重なり重苦しい展開でありました。
それでもこの年末は、直近上場後日柄の浅い銘柄に資金が集まり人気化しており、そこに証券会社や投資顧問会社が追随し推奨銘柄として取り上げておりましたので、相応な値幅で動いておりました。
ANYCOLOR(5032)やマイクロ波化学(9227)、EWELL(5038)などがそうでありますが、ちょっと値動きがおかしくなるとそこからの資金逃避は激しく、その後の急落は目に余り当然のことながら担保割れの問題も引き起こしております。
こういうときに値動きの激しい銘柄に取り組むときは、上がっても下がっても、いくら業績がよかろうとも出口戦略を決めておきませんとあっという間に資金を失いますので十分ご注意いただきたいと存じます。
ただ、担保割れ、年内換金売りとだいたい昨日で出揃ったと思われます。担保の問題も、人情的には新年まで引きずりたくないのは証券会社サイドも投資家も同じだと思われますので、新年相場に向けてはいい整理になったのではないでしょうか。
ここ一両日は押し目買いタイミングと心得ておりますが、新年渡しの本日も動いてまいりたいと存じます。
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