ここ数年弊社によくお電話をいただく個人投資家の方で、何故かそこまで悲観的になるかと思われるぐらい弱気で後ろ向きな方がいらっしゃいます。お話を伺うと過去に大きくやられた経験からだそうですが、昨日も「4月は個人投資家にチャンス」とのテーマに疑問をお持ちになられました。
「個人投資家にチャンスと言った途端に小型株が下げたし、昨今テーマとなっているAI、ChatGPTもイタリアで使用が禁止され、米国でも規制の対象じゃないか、結局踊らされ儲からないよ」とのお叱りの言葉をいただきました。
今の相場は上げ下げ交錯します。そのトレンドを上手く掴むのもよし、更に俯瞰し週足のスイングでもよろしいのですが循環物色です。昨日の米国でもダウが高くNASDAQが安ければ、東京以上もファストリ、任天堂など大型株が引っ張りグロース株はお休みという日もございます。
更にAI、ChatGPTに関しても新しく開発導入されたテクノロジーは必ず不具合、問題点が指摘され、そこから改善されより優れたテクノロジーに育って行くのが歴史の常です。
暗号資産も叱りで、何社かの暗号資産取引業者の破綻を経て怪しい資産は淘汰されますし、古くはインターネット黎明期もそうで、サイバー攻撃が怖い、ハッキングが怖いと言っても既に使わない訳には行きません。
相場は循環物色を繰り返しながら下値を切り上げ、新しい技術は修練を重ねながらより完璧なものに育ってゆくことを丁寧にご説明申し上げました。
さて米国ではVIX指数は既に18.55まで下げて来ておりますが、債権の恐怖指数であるMOVE指数は150を切ったとはいえ未だ137台と、VIX指数程落ち着いておりません。東京市場もこういう数値を眺めながら物色対象を選別し上値を追うものと思われます。
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