景気後退に対処か、インフレ対処かと迷走中の米国市場ですが、先週末の強い雇用統計を受けて長期金利が再び上昇、ダウとNASDAQでまちまちの展開となっております。
それでもこれから発表される重要指標に、その都度織り込み咀嚼し今後を占って行くしかないようで、次のイベントは今週の消費者物価指数(CPI)、生産者物価指数(PPI)の発表を待つところであります。
事前予想は消費者物価指数(CPI)のコア指数が若干強い予想が並んでおりますので、そこはあくまでも目先の注意が必要かと思われます。
東京市場はグッドニュースとして、米国で投資の神様と称される著名投資家ウォーレンバフェット氏が、昨年12月に続き円建て債券を発行する計画を立てていることが発覚しました。
日本経済新聞の単独インタビューに答えたもので、日本株に追加投資をしたいとし日本株に強気の見方を強調したようで、既に幹事証券も決まっております。同氏の発言は世界の市場関係者が注目しており、今後の海外マネーの日本株投資に大きく影響しそうです。
バフェット氏のポートフォリオは勿論米国株が一番大きいのですが、既に日本株がその次の規模まで拡大しており、今回の起債で更に日本株の物色対象を広げようとしております。
この内容から色めき立つのは海外ファンドだけでなく、国内ファンドも同じです。見る人は見て、動く人は動きます。東京市場の視界は開けて来ており、まごまごしていると美味しいところをみんな持って行かれてしまいますぞ。
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