ほぼ予想通りの消費者物価指数(CPI)を織り込んだ米国市場は、これも予想通りコア指数に強い数値が報告され、利上げの継続を示唆する連銀理事もおりましたが、同時の公表されたFOMC議事録では既に金融機関の信用収縮が始まっていることが示されました。
金融機関の信用供与の収縮は厳しくなっており、率で言えばリーマンショック時と変わらないぐらいだそうです。今回の議事録の中では理事の間でも、直近の利上げを一時停止した方がよいとの意見も見られたようで、FRB内部での葛藤も表面化しており、再び次のデータ待ちの状況は変わりません。
米国市場の日々の動向も、常にその解説を求められるのが専門家と言われるエコノミストやアナリストですが、毎日気の毒に思うような内容ばかりです。上がればインフレ懸念の後退、下がれば景気後退懸念の台頭であり、日々の数値からはそうとしか言いようがないでしょうが、ころころ変わっております。
米国ダウが4連騰から一服しましたが、東京市場の日経平均は結局5連騰となり2万8000円をキープしました。ウォーレンバフェット氏も注目する東京市場の構造改革、昨年の市場再編から始まりましたが、ここへ来て東証の本気度が伝わります。
各企業も昨年から配当、自社株買い、設備投資、株式分割など、これまでの20、30年以来最高の金額に達しております。ウォーレンバフェット氏を筆頭に今後海外マネーは今までの先物中心ではなく個別銘柄を物色して来ます。
今まではアジアの一角としての東京市場では個別銘柄など研究せず、十把一絡げで先物中心でしたが、改革を評価し既に東京市場の個別銘柄を徹底研究し投資対象としております。
今年は東京市場のパフォーマンスが群を抜くと思われます!
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