日米ともに大きな方向感はなく、決算発表に絡む個別銘柄に資金が集まる展開が続いておりますが、先日筆者の優秀な後輩の一人である、大手D証券の執行役員と一杯やる機会があり、ためになる話を聞けました。
彼は、無論筆者などよりも格段に優秀であり、外国人投資家とも対等に渡り合える語学力を持ち、頭も柔らかく柔軟な相場観を持っております。羨ましいほどの能力であり、であるからこそ出世しているのですが、その彼に最近の外国人投資家の動向について話してくれました。
直近までの外国人投資家の買い越しは、先日当欄でも申し上げましたが、アベノミクス時代を凌駕しております。米著名投資家であるウォーレンバフェット氏が初めて商社株を買った頃は然程気にかけておらず、バフェット氏が今年日本に来日し、円建ての資金調達をしたあたりから色めきだったようです。
日本のガバナンス改革も大いに賛同しており、十数年ぶりの賃上げの波に、いよいよ物が上がらない日からインフレを目指す、失われた30年からの脱却が出来ると判断したようです。
デフレ脱却を感じ取った外国人投資家はすかさず先物買いに走り、これまで8兆円に及ぶ莫大な買い越しをしてきましたが、現状では明らかに個別銘柄のリクエストが俄然増えているとのことです。
無論、海外ファンドが実際に買った銘柄については筆者も聞きませんし、彼もルールとして喋りません。しかし、勧めた銘柄群については教示いただきましたが、「えっ、こんな小型株も」というものも含まれておりました。
結論としては、意外性のある中小型株に「めちゃめちゃ買気旺盛!」であることを強調しておりました。一昨日申し上げました、「日本株買い第2幕」!個人投資家にとっては値幅取りのチャンスと心得ます。
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