株式市場の行方に対して他のアナリストに比べて、現状では群を抜いて強気の見解を持つマネックスグループの広木隆氏は投資家諸氏もご存じかと思われますが、筆者も概ね氏の予想通りに東京市場は進んでいると思います。
名古屋での講演で広木氏本人が、「僕は毎年一番強気で、日経平均はいずれ3万円を簡単に越えてくる。まあ、毎年言っていればいつかは当たる」とギャグ紛いにおっしゃられておりましたが、その予想は年末3万6000円、その根拠も我々のような立場の人間にも納得の内容です。
また、筆者も活用している四季報オンラインではアセット・ケイの平野憲一氏、この方は分かり辛いマーケットを分かり易く解説する優れたマーケットアナリストですが、平野氏も年初から強気の見通しを発信し、日経平均は5万円になってもおかしくないと申しております。
ちなみに平野氏は独眼竜石井久氏で有名な立花証券出身で、部署も違いますので直属の部下ではありませんが筆者の先輩に当たります。当時から平野氏の調査レポータは拝見しておりましたが、顧客受けもよく分かり易い内容であったことを覚えております。
その真逆に年初から弱気の解説が目立つ馬渕治好氏、いまだに日経平均は2万7000円まで下がるとの持論を展開しております。馬渕氏と言えばその解説は統計学、経済学、計量分析に精通し、我々でも難しいデータに基づいた分析をされます。
三氏の出身大学を見ても広木氏が上智大学、平野氏が高崎経済大学、馬渕氏が東京大学の後マサチューセッツ工科大学(MIT)、どう評価されるかは各自にお任せしますがMITがずば抜けているのは論を待ちません。
筆者の戯言ですが、相場は偉い先生程当たらない印象があります。変なプライドを持たず、相場に謙虚に向き合うことが相場の女神からご利益をいただけるのでは…。
(今後も謹んで尊敬する三氏の相場見通しを参考にさせていただきたいと存じます)
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