米国では7月の強めの雇用統計を受けて、今回は消費者物価指数(CPI)には殊の外注目が集まりましたが、結果は食品とエネルギーを除くコア指数が前月比0.2%の上昇となり、6月に続き低い伸びにとどまりました。
この指標を受け米金融当局は景気後退を起こさずにインフレを鎮静化できると、一段と期待を強める内容であり、労働市場が緩やかに減速し、インフレが穏やかのなっていることから、次回のFOMCでは再び利上げスキップの可能性が強まるのではないでしょうか。
米国では今週GDPの7割を占める小売りに関する指標も出ますので、それを含め来週のパウエルFRB議長のジャクソンホールでの公演が注目です。恐らく、夏休み中のファンドマネジャーも重要会議前には復帰して来るものと思われます。
東京市場は先週末オプションSQ先物に絡む売買も多かったようですが、日柄整理の真っ最中でも3万2000円の下値が意識されているようで、好決算、好材料には資金は動いております。
中国の団体旅行解禁のニュースには一斉にインバウンド関連が買いを集めており、待機資金は旺盛と判断されます。
更に、決算発表も概ね本日をもって終了し、第一四半期の進捗率から中間期、通期への期待値が上がった銘柄も多数輩出されました。その好進捗率銘柄にこれから太い機関投資家の資金が出動します。
個人投資家としてはここを見逃してはなりません。お盆休みなどと言ってボーっとしていては駄目ですぞ。身体は休めても頭はフル回転で、今週は仕込み場です。
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