ここへ来て、米国経済の先行きについての見通しは割れて来ております。それもそのはずで、FOMC議事録の内容からもわかる通りFRBの理事の中でも考えが二分していたことが判明いたしました。
市場関係者の間でも、弱気派の代表格であるモルガン・スタンレーのマイケル・ウィルソン氏が見通しを改めたと当欄でも紹介しましたが、昨日のブルームバーグのニュースでは、同氏は投資家のセンチメントは更に弱まる可能性が高く、ソフトランディングは楽観視しすぎていると再び弱気な見通しを示唆しております。
また強気派として、ゴールドマン・サックスのデービット・コスティン氏は景気が軟着陸に向かえば、投資家は株式へのエクスポージャー(リスク許容度)をさらに増やすとしております。まあこちらは条件付き強気論ですが…。
しかし、既に出揃っているデータに対してパウエル議長の発言ですが、これだけ侃々諤々の議論、見通しが交錯しておりますので、会合の後さらに売り込まれるとは到底思えないのですが…。
さて、東京市場は連日お伝えしている通り日経平均は先物主導で動いているだけで、中身は個別銘柄です。
先日当欄でもあまり新鮮な事象がないので、珍しく「アップルインターナショナル」「京写」を載せましたが、お客様より銘柄出したの、とチクリと指摘されましたが、既に2、3割上昇しておりますのでご理解をいただきました。
両銘柄も決算発表後の仕込みでも十分利益を獲得出来ております。現在機関投資家が弊社と同じように決算データを精査しております。個別物色はこれからが本番であり、今週が仕込み場であります。
弊社へのお問い合わせは、お気軽に03-3868-2801までどうぞ。