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“株のソムリエ”からの勝ちの連鎖術!

久しぶりの大幅安も、日柄整理のレンジの中の動きです。

  

 直近の米国市場では、弱気から一転して強気派が増えているようです。弱気派の代表格として知られるモルガン・スタンレーのマイケル・ウィルソン氏でさえ自らの見解を修正し、米国市場は2019年(23000ドルから28500ドルまで上昇)のような上昇相場にあるとしました。

 

 普段弱気の人が強気のなると、「こりゃあヤバイ」と逆張り好きの投資家は警戒するかもしれませんが、こういうプロが見解を変えるということは、そこらの投資家が強気、弱気の転換とはわけが違います。

 

 FRB同様、各シンクタンクもデータを重視し、数字に裏付けられた見通しに基づいて投資スタンスを決めております。しかしながらデータとはすべて過去のものであり、最終的に過去から未来の予測は主観です、従ってこういうことも日常ございます。

 

 昨日のISM製造業景況指数は9カ月連続で活動縮小、労働市場は全般堅調ですが求人件数は減少しております。雇用はインフレの遅行指数ですから緩やかな減少が続きソフトランディングの道筋ではないでしょうか。

 

 昨日の東京市場は、米国債の格下げも手伝い一時800円安と久々の大幅安ですが、「ファーストリテイリング」が下げを牽引した先物主導であり、好決算の「トヨタ自動車」が逆行高を見ると個別の決算ラリーに変わりないようです。

 

 日銀の政策修正から本来の姿とは逆に円安となりましたが、金融緩和が続くことには変わりないことと、投機筋の大きなポジションによるところが大きかったと思われますが、それも徐々に収斂されていくと思われます。

 

 見通しとしては決算発表も一巡し、企業決算が予想通りの内容と確認できれば為替の水準も落ち着いてまいります。精査した決算に沿った内需株物色が再び始まるものと思われます。

 

 

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