日本のお盆は終わりましたが、米国では依然として夏休みが続いているようです。市場関係者も7月のFOMCが無事通過したあたりから続々と休暇入りとなり、1週間から長い人で4週間とお伝えしましたが、そろそろ復帰してくるタイミングとなります。
今年のジャクソンホール会合は、これまでスピード感こそないものの順調に低下して来たインフレが、FOMC議事録の公表がちょっとしたネガティブサプライズになったことから、パウエル議長が何を語るか、タカ派ハト派が入り乱れ、現状では更に注目度が増しております。
昨年のジャクソンホール会合では、結果的にFRBの「インフレは一時的」との間違った認識を改めるべく急激な利上げに走り、米国市場はその会合以降2カ月で20%弱急落しております。
昨年とは環境が違うとは思いますがここまで注目度が上がったおり、各市場関係者も9月1日のレイバーデーまで休んでいる人は少ないと思われます。
東京市場もお盆休みは開けましたが、全体の夏枯れ相場は続いております。ただ、既に好材料、好決算にもかかわらずイベントトレーダーの超目先売買により、不当に売られた中小型銘柄の中から高値を取る銘柄が出始めております。
値上がり上位銘柄を検索すると、決算発表時に何でこんなに売られたのか?と思われる銘柄が結構当確を現しております。決算発表時に山を張らなくてもよく、発表されてからでも遅くないと申しているのはこのような根拠によるところであります。
全体相場は薄商いで先物に引っ張られる展開ですが、今週から来週に向けてはイベントトレーダー撤収後の好材料、好業績銘柄を研究精査し仕込んで行くタイミングと心得ます。
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