米国市場も強い相場展開が続いております。インフレのピークアウトは住宅、賃金上昇にも波及して来ており、今週末がまた雇用統計ですが、堅調な雇用を維持し、各企業決算も大胆な人員整理なども手伝い、当初の予定よりも良い内容が伝えられており、実体経済は概ね好調を維持しております。
FRBの「インフレは一時的」という最初の判断ミスはあったものの、目標である物価の安定と雇用の最大化は足元順調に進んでいるのではないでしょうか。
慎重派のシカゴ連銀のグールズビー総裁でも、リセッションを招くことなくインフレ率を金融当局の目標まで引き下げる「黄金の道筋」を辿ることは現時点で確実に可能だとの見解を示しており、これが現状でのFRBの総意ではないでしょうか。
昨日の東京市場も終始堅調に推移しましたが、為替の円安も手伝い先物主導ではありますが、日経平均が上がると上昇する値嵩株の中でも決算ラリーの影響で、「キーエンス」「ファナック」などは売られておりました。
好決算、好材料には資金が集まります。当欄でもお話しした「ソシオネクスト」は売買代金トップの大幅高でありました。
パナソニック、富士通が持ち株を手放す「ソシオネクスト」は引く手あまたであり、全く悪材料ではないと申しましたが、好決算発表から再び上値取りとなりました。
これに見られる通り、決算を確認してからでも遅くありません。決算の細かい数字は出てみないと分かりませんし、一か八かヤマを張る必要もありません。少し動くと高所恐怖症が気になりますが、好材料には継続的に待機資金が動きます。
これからが決算発表もピークですから材料は山積ということです。十分見極めて積極的に動いてください。
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