米国市場では製造業、非製造業のPMIが、好不況の節目50を超える強い数字が報告され、緩んでいた長期金利が再び4.9%に迫る場面もありましたが、それも長くは続かず基本スタンスはピークを這う状況に変わりないと思われます。
本日のGDP速報値が注目材料ですが、恐らく事前予想と変わりない無難な水準の報告となると思われ、今後とも個別の決算に注目が移る状況に変わりないと思われます。
懸念の中東情勢は連日の空爆の映像が流されておりますが、個人の感想としては、はっきり申し上げて気分が悪くなります。東日本大震災のときに日本中が暗い雰囲気に?まれ、連日震災の様子をTVなどで見せられた時の気分の悪さを思い出しました。
このような状況で地上戦の決行となれば、否応なしに世界が反イスラエル、反アメリカとなることも予想され、さすがに欧米では民間人保護が出来るまでの延期を促したそうですが、真っ当なことだと思います。
ただイスラエルも人質を取られたままでは振り上げた拳は到底下ろせませんので、今後も駆け引きは続くものと思われますが、恐らく周辺各国の利害を考えても他国を交えての戦線拡大にまで発展せず、イスラエル、ハマスの局所戦に終始すると思われます。
東京市場も米国高から一昨日に続き続騰いたしましたが、一時400円高まであり引けは200円高と資金の逃げ足はすこぶる早いようで、個別でも下げたものが反発し、上げたものが反落する展開ですから、目先ではほとんどレンジの中の小すくいの域を出ません。
それでも何時の間にか騰落レシオは70ポイント台、既に数日売られ過ぎゾーンにへばり付いており買い場探し、並びに買い銘柄探しの状況です。本日も好決算、好材料には資金が集まっておりますので、山を張る必要はなく報告された好決算には素直に付いてまいりたいと存じます。
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