昨日の東京市場は今週の米国市場の安定を受け、一昨日の先物主導から買いの裾野が個別銘柄に広がり、値上がり銘柄も1300を超える全面高に近い展開となりました。オプションSQを控えて日経225、TOPIX、更には東証マザーズにも買いが広がりました。
米国市場は来週から各企業の決算発表が始まりますので、内容を精査しマクロからミクロへの資金移動が始まると思われますが、東京市場も同じ方向に資金が動くと見てよろしいかと存じます。
全体感からすると、6月から始まったTOPIX、バリュー株優位の状況が9月末で転換点に達したように思われます。どちらかと言えば今後は日経平均優位の状況が始まると思われ、グロース銘柄が幅を利かせて来るかと存じます。
6月初めから海外マネーのTOPIX先物の持ち玉が積み上がり、現状は既に過去のピーク時を通過し減少していることを考えると妥当かと思われます。
TOPIXと日経平均の優位性を計るNT倍率でも、6月16日の14.653から9月28日の13.589と、この3ヶ月は特にTOPIX優位であり、テクニカル、歴史的観点からも目先は視点を変えるタイミングと見てよろしいかと思われます。
その前4月からの3ヶ月はと言えば日経平均、グロース株優位の展開であり、ここでも小回り3ヶ月の展開となっております。因みにこのグロース株優位の状況では、東証マザーズの個別銘柄も活躍しておりました。
東京市場でも決算発表が始まりますが、アナリスト予想は概ね好調な内容とされており、好調なグロース株とともに出遅れの東証マザーズの好決算銘柄にも触手は伸びるものと思われます。
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