今週から米国企業は決算発表が本格化してまいり、先週まで金利や為替に明確な方向感が出たわけではありませんが、市場の注目点は企業業績に移ってまいります。
米主要企業の業績は3期連続で前年同月比を下回っておりましたが、7、9月期は増益に転じる見通しで、主導する大手テック企業の株価も上昇しております。
金利の高い状態が続きておりますが、さりとてここから更に上昇するとは思われず高原状態は続くものの、明らかに個別銘柄に注目が集まる展開になると思われます。
東京市場も1週間遅れで決算発表を控えており、今週は米国の物色方向を横目で見ながら先週までの外国人投資家のロング・ショート戦略に引っ張られると思われますが、冷静に決算を先読みしてまいりたいと存じます。
東京市場も11月からの黄金期を前に、好決算の個別銘柄に資金が集まるものと思われますので、パフォーマンスを上げるチャンスと心得ます。
直近の東証マザーズ指数が年初来安値を更新するかのような下落をしており、バリュエーションからも理解しがたい水準にまで達した銘柄もございます。
外国人投資家主導の相場ゆえ、この市場は蚊帳の外を唱える専門家もおりますがテクニカルでも大廻3年、これこそは仕込みしておきたい成長株がバーゲンセール価格となっているものが多く出て来ております。
現在の人気化している銘柄に追いかけるのも投資戦略の一つですが、来週以降の決算発表を見据え、再度企業価値と株価水準に注目してまいりたいと存じます。
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