米国市場では5%台に乗った長期金利は4.81%に下落、今週は小売りの指標もあればGDPの発表もあります。恐らくインフレよりも景気の減速懸念に焦点が移ると思われますので、長期金利は5%を基準にピークアウトが想定されます。
更に今週はGAFAMの決算を控えておりますので、マクロ要因から更に各企業の決算に資金が向かう展開となるか注目です。
中東の地政学リスクについては各専門家が、イスラエルの地上戦は欧米各国の要請を受けて次期は多少ずれても実行されるとの見方が多いようですが、既に福岡県ほどの面積しかないガザ地区が、毎日数千発のミサイルで破壊されております。
映像を見ていると、ミサイル一発でビルが簡単に破壊されており、素人目ですがロシアがウクライナに打ち込んでいたミサイルよりも破壊力は数段強いように思います。
あれだけ狭いところで強い破壊力のミサイルが毎日数千発、全くの素人目で申し訳ありませんが既に地上戦が必要ないぐらい破壊が進んでいるのではないでしょうか。
さて昨日の東京市場はNASDAQ高にもかかわらず450円安まで売られ、引けにかけて強烈に戻しました。相変わらず担保に絡む投げを消化しておりますが、信用の投げもあれば個人投資家の逆張りの逞しい買いも入っております。
東京市場も今週から決算発表であり、先陣を切った「ニデック」が増収増益ではありながら市場予想に届かず売られましたが、中東情勢の戦線拡大が懸念されている現状から、イスラエル、ハマスの局地戦であることが徐々に織り込まれて来れば、そう長くない時間帯で決算に向けて資金の流れは変るものと思われます。
先日のラリー・フィンチ氏の日本株の見通し、相場観を参考に現状蚊帳の外である成長株に触手を伸ばすチャンスかもしれません。
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