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“株のソムリエ”からの勝ちの連鎖術!

材料よりも、しばし需給が優先する地合かと...。

  

 今週は米国市場では長期金利も高止まりしている中で、雇用に関する重要指標が出るので動きづらいのは分かりますが、然程悪材料が見つからない東京市場も今回は915日の33,533円から31,237円への急落には少々驚きました。

 

 同じく騰落レシオは925日の141.18から僅か7日間で97.00まで急落、これだけの短期間で冷やされるのもあまり例を見ません。

 

 9月外国人投資家が大幅売り越しで、一昨日も米政府機関閉鎖に危機回避のニュースにも実需の買いが入らず尻つぼみ、その悪い流れを引き継ぎ昨日も大幅安で日経平均は4ヵ月ぶりの安値、強かったTOPIXも下値の抵抗帯まで下落となりました。

 

株価を下げる材料は見当たらなくとも、すべての材料に需給が優先すると申しますように、9月から10月に入るこの時期ならではの配当再投資からのリバランス、更に8月中旬から9月にかけての株高、債券安により生じた歪みを、GPIFが保有比率を整えるため株式を売却するようです。

 

外国人投資家が9月に2兆円売り越した後に、この需給バランスを整える売却は堪えますね、規模的には2兆円規模という話も出ておりますので、9月までTOPIXを牽引した銘柄群には注意が必要かと思われます。

 

ただ、9月に現物で売り越した外国人投資家は一部先物買いを入れているようで、投資環境としては欧米を上回る東京市場に再び資金を向けて来るものと思われます。米国の雇用週間と来週の消費者物価指数(CPI)の週を通過する頃が注目と存じます。

 

昨日の虫の目、鳥の目、魚の目で申した通り、個別銘柄には打診買いを入れつつありますが、10月半ばを目安に進める方向でよろしいかと存じます。

 

 

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