先週10月第2週の米国市場は、第1週の雇用に関する指標がピークアウト感を出したのとは逆に、消費者物価指数(CPI)が強めの数字が出たために第一週を継続できず、反落となりました。
シナリオとしては10月の前半でインフレピークアウトを確認できる指標が並び、マクロ要因を脱し今週から始まる決算発表で各個別の好決算銘柄に資金が向かうと読んでおりましたが、そうは簡単には行かずといったところであります。
今回イスラエル、ハマスの戦闘激化をガザ地区から拡大させないために、欧米各国、中東諸国も外交努力をしているようですが読み切れません。ただブリンケン国務長官が「ハマスの後ろでイランが動いている事実は確認できない」との発言は興味深いと思います。
米国も原油価格安定に寄与すると考え、制裁下にあるイランが原油輸出をしていることを黙認しております。お互いの国益を考えれば火種の拡大は本意ではないと思われます。
東京市場も昨日は力なく朝から売られ下げ幅は一時700円を超える下落となりましたが、それでも好決算銘柄には資金が集まっておりました。弊社関連銘柄では「セラク」「ココナラ」「良品計画」などが買われており、外部要因はあるものの来週からの決算発表に注目が集まります。
考えてみれば皆が案心して株を買えるなどという時間帯などあまりありません。「株価は不安崖を登る」と申しますが、こういう状態が総合的に判断し買い場となると思われます。
決算を吟味すれば、「ココナラ」「セラク」のように、売られ過ぎて先の光明が見えた銘柄が多数出て来ております。既に上昇している好決算銘柄は避けていただき、長く整理をして来た高変化率銘柄にご注目ください。
弊社へのお問い合わせは、お気軽に03-3868-2801までどうぞ。