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“株のソムリエ”からの勝ちの連鎖術!

引き続き東京市場に滞留する巨額の海外マネー。

  

先週の米国市場は、日本で騒がれているほどの中東の地政学リスクの影響は少なかったと思います。もともと高い長期金利の一時的下落、同じく為替の一時的な円高を見ても、米国は米国の事情で動いているように思われます。

 

すなわち長期金利の高止まり、更には「エヌビディア」を筆頭に市場を牽引して来た半導体銘柄の下落が調整期入りの主因であり、ここまでの上昇率を考えればまだまだ妥当な押し目と考えられます。

 

「エヌビディア」は先週金曜日1日で2120憶ドル(約327000億円)が吹っ飛んだ訳ですが、マグニフィセント7は時価総額の大きさも半端ではありませんが、失う金額も桁違いであり、日本の時価総額2位の「三菱UFJ銀行」、3位の「ソニーグループ」の2社分が吹っ飛んだ額です。

 

決算本格化の米国は、今週「メタ・プラットフォームズ」「アルファベット」「マイクロソフト」の発表がありますが、急落した「エヌビディア」は5月下旬に予定されておりますので、このセクターは未だ日柄整理かと思われます。

 

東京市場も先週末の1000円の大幅安の割には、昨日の370円高には戻りの弱さを指摘されますが、先週末も昨日も下げの主役はこれまでの東京市場の牽引役の半導体関連であります。

 

従って、370円高も値上がり銘柄が9割であり、肌感覚は370円以上上昇しているように思われました。これは先週も大幅買い越しの外国人投資家が、半導体関連を売った資金を東京市場にそのまま滞留させているからであり、次の展開に備えている模様です。

 

金融株、食品株などに資金を逃がしていたようですが、これから決算を見据え、一昨日の日経ヴェリタスの特集にもあったお宝中小型株に矛先を向けて来るものと思われます。まずは本日決算発表の「ニデック」が先行きを占うものかと…。

 

 

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