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“株のソムリエ”からの勝ちの連鎖術!

決算内容で動きが変わる海外マネー。

  

米国市場では、当面の中東リスクが後退したと報告しましたが、昨日はイスラエル軍がレバノン南部で親イラン民兵組織ヒズボラに関連する拠点40カ所を攻撃したようです。

 

ガザ地区ラファへの本格的地上軍の投入を目前に控えながらも、北でヒズボラ、南でハマスの二面作戦を展開するのか、ヒズボラはハマス以上の戦闘力を有するとされますが、それでも両面実行するのか懸念されます。

 

そんな状況でも米国市場は決算発表に沿い動いており、マグニフィセント7もこれから続出しますが、昨日の「テスラ」、「メタ・プラットフォーム」に見られるように、既に織り込んでいる足元の業績よりも先のガイダンスを重要視し、上記2社の株価の明暗は、まさにこの見通しの差であると思われます。

 

東京市場では昨日も当欄で取り上げた「ニデック」の決算は243月期も市場予想以下、253月期も四季報予想以下、本来であれば(過去の「ニデック」の決算発表でもお馴染みに)売られて然るべき数字です。

 

案の定「ニデック」の株価は5%弱急落しましたが、今回は引けにかけて見違えるほど戻りからほとんど高値引けとなりました。地合いに引っ張られたのかと思いきや、昨日の全体急落の中でも上昇し高く引けております。

 

市場関係者の間では決算皮切りの「ニデック」にはあまりいい印象持っておりません。ほとんどは決算初っ端から冷や水を浴びせられることが多いことから、今回の大健闘の裏には国内勢ではない資金、外国人投資家の姿が予想されます。

 

半導体株などを売却し、東京市場に滞留する海外マネーが決算を見て、彼らの尺度で動き始めているものと思われます。日経平均は横目に、やはり個別を見て行く展開とおもわれます。

 

 

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