日本列島は桜満開の便りが続々と届いており、東京でも上野恩賜公園、千鳥ヶ淵、浅草隅田公園など代表的な桜の見どころには外国人観光客を交えて大勢の人が桜を楽しんでおります。
筆者が住む地域でも東京に若干遅れて開花を迎えております。毎年楽しみにしておりますが、今年は例年と若干異なり、桜の樹により開花速度が大きく違うように思います。
昨日じっくり鑑賞しましたが、ほぼ満開から既に葉桜となり終焉を迎えようとする樹もあれば、未だ3分咲きのものもあり、特に今年はそれが目立つようです。そう言えば当欄でもご報告しましたが2月の暖かい日に梅よりも早く咲いている桜がありましたが、散った後その樹は4月に再び花を咲かせておりました。
さて、先週末注目の米雇用統計が発表されましたが、市場予想20万人増を大幅に上回る30万5000人増、力強い労働市場が示されたことで利下げ期待は更に後退しました。
ただ、直近注目指標である平均時給は予想通り前年比4.1%の伸びと、鈍化傾向が継続したことで、雇用統計が伝えられ一時売り込まれた株式市場は買い戻しからダウ、NASDAQ、S&P500ともに大幅高となりました。
市場関係者の殆どがこの雇用統計の数値を見てヒヤッとしたのと思われます。強弱の数値の交錯が続きましたが、どちらかという景気に対し強い数値の方が多く、従って雇用統計がよりどころでありましたがここでも強い数値が…。
誰もが米国市場の下落を想定したと思いますが、一部からはFRBが6月に利下げをしなくてもそれは景気が未だ力強い証拠であり、企業収益も上向き基調に留まり、株式市場にとっては追い風との声も聴かれました。
FRBの使命である物価の安定と雇用の最大化から経済の軟着陸へ向かうか…。
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