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“株のソムリエ”からの勝ちの連鎖術!

調整明けまでは外国人投資家の個別戦略に付く。

  

米国市場ではイラン、イスラエルの交戦危機から一時4.7%台まで上昇した長期金利が、4.56%まで下落し、原油価格も87ドル台まで上昇したものが82ドル台まで下落、大分ピークアウト感が出てまいりました。

 

また、FRBの地区連銀経済報告(ベージュブック)からは、米国の経済活動は2月以降僅かに拡大しましたが個人消費はほぼ伸びず、一部の地域では必要なもの以外の裁量的支出に弱さが見られ、更に企業がコストを顧客に転嫁することが困難になったとの報告もされておりました。

 

強い個人消費の中でもムラが出始めているようですが、過熱した経済指標は静かに熱を治め、ソフトランディングの方向と見てよろしいかと存じます。

 

オランダの半導体製造装置大手ASMLの売り上げ減から半導体関連が売られましたが、昨日の台湾半導体大手TSMCの決算は予想を上回る増収増益であり、ともにそれほど騒ぐ内容とは思えませんが、相場的には調整期間ゆえ一喜一憂するものかと思われます。

 

東京市場でもASMLの決算を受けて売られた「レーザーテック」「東京エレクトロン」などは、TSMCの好決算を受けても戻しきれませんので、やはりこのセクターは騒がれた分もう少々調整期間が必要かと存じます。

 

既に米国では決算が出始めており、アナリスト予想から概ね好調な決算が予想されますが、1週遅れで始まる日本企業の決算も好調が予想されます。この東京市場の調整局面もミクロの決算が見え始める頃から再びエンジン点火かと思われます。

 

大きな流れは調整明けを待つ展開でありますが、先週も先々週も外国人投資家は大幅買い越しであり、傍ら昨年来売り越してきた信託銀行の売りが一巡しました。米国市場では既に始まっている物色対象の拡大から個別銘柄への資金移動は、東京市場でも動き始めているようです。

 

 

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