米国市場ではダウ4万ドルを受けて、経済のソフトランディングが高まっていることは事実ですが、その反面慎重な意見としては景気減速から景気後退、更にインフレの減速が追い付かない、スタグフレーションを懸念する声も聞こえます。
すると再び米国市場のマクロ要因は各経済指標の確認が必要となりますが、インフレの落ち着きは既にコンセンサスを得られていると思われますので、緩やかな景気減速が妥当かと…。経済は生き物であり、常に予想は難しいのは当たり前ですね。
直近では市場の注目は「エヌビディア」の決算であることに異を唱えるつもりはありませんが、あまりにも大多数、全世界が注目していることが気がかりです。
仮に良い結果でも、ここまで上昇した同社株を更に牽引する材料となるか、筆者は甚だ疑問に思いますし、更に押したら買いというと?マークが付きます。
東京市場でも半導体銘柄が足元で決算発表が全て終わっておりますが、まだら模様で今一つ元気が出ないところを、「エヌビディア」の決算に活路を見出そうとしているようで、ことらもあまり賛同できません。
従って、ここまで東京市場を牽引した半導体銘柄ですが、テーマとしては全く変わりませんが、再び東京市場を牽引するには次の4、6月期の内容が伝わる頃まで日柄整理はかかるものと思われます。
日本企業の控えめな決算を額面通り鵜?みにする日本の機関投資家はおりませんが、それでも出ている数字は精査の対象です。これから出動する資金は各個別の決算を見据え、テーマに沿った個別銘柄を一本釣りで物色してまいります。
6、7月に向けて個別銘柄の値幅取りが盛んになって来るものと思われ、長期のアノマリーとされるセル・イン・メイではなく、バイ・イン・メイでは…?
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