米国市場では決算終了とともにダウ4万ドルを超えて来ております。各企業の概ね好調な数字を素直に好感した形で買い進まれ、注目の「エヌビディア」の決算となりますが、米国は12月本決算が多いことから、3月本決算が多い日本とは少々市場の受け止め方も違うようです。
日本は3月本決算と同時に今期のガイダンスが伝えられますが、ここが今一つ全体では盛り上がりに欠ける要因のようです。米国は既に12月期の目標に対しての進捗率で図れますが、日本では数字本決算終了から数字ではなく経営者、並びに会社側の先の見通しが判断材料となります。
また、米国企業は押しなべて控えめな数字というよりも、どちらかというと強気の見通しが例年多いことからも、控えめな日本の経営陣とは違うところかと存じます。注目の「エヌビディア」の決算を迎える中で、決算前にいきなり目標株価の上方修正が並ぶ状況を見ても人種の違いを感じます。
その「エヌビディア」の決算がいよいよ今夜ですが、昨日も申しましたがあまりにも期待値が高いように思います。米国の諺に「ネズミにチーズを与えると、次にはミルクをくれと言い出す」がありますが、投資家の欲求は際限がありません。
良い数字は出されると思いますが、現状まで相当高くなっている投資家の期待値を超える内容となるか、株価的にここから一段高となり得るか大注目であります。
その状況を見守り出動タイミングを計っているのは日米とも同じですが、米国が900兆円、日本では80兆円の株式投資への待機資金が積み上げっており、共に歴代最高の額です。
足元の好決算ガイダンス好調企業は既にチェック済ですが、「エヌビディア」の決算から半導体株の行方を把握すれば資金はその方向に動くものと思われ、弊社ではチェック済の個別銘柄を仕込んでまいります。
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