全世界が注目した「エヌビディア」の決算は予想を超える内容であり、昨日粗利で70%である現状はかなりハードルが高いだろうとの予想を載せましたが、結果は更に高い粗利率をたたき出しました。
「エヌビディア」の画像半導体に主力であるH100が絶好調であることは承知しておりますが、更にその上位機種のブラックウェルを今四半期に出荷するという。普通は上位機種が出回るとその前の商品はだぶつく予想が出るのですが、「エヌビディア」に関しては我関せずの域であります。
おまけに増配と株式分割が付いてまいりましたので、昨日の米国夜間取引から1000ドルを超えておりました。だいたい専門家の間では粗利70%、次期AIチップのブラックウェルがネックとなり、控えめな予想が多かったのですが見事に覆しました。
東京市場も「エヌビディア」の好決算を受けて半導体祭りであり、売買代金上位には10位の「三菱UFJ」以外はすべて半導体銘柄であり、このところ上値を抜けきれなかった中心銘柄「レーザーテック」「ディスコ」が新高値に躍り出ました。
ただその傍ら、何時もセットで動いていた、「東京エレクトロン」「スクリーン」「アドバンテスト」は高値までは未だ距離があり、同じ半導体でも足元の業績等から選別しているように思われます。
今週からは機関投資家の資金も動きが出ていると思われるので、半導体という一括りではなく個別の業績、将来性等を精査しているものと思われます。
「エヌビディア」のお陰で、AI、半導体、データセンターが再び明確なテーマとして浮上して来ました。第二ラウンドは夢を買うのではなく実利を買う相場、決算も終了しておりますので銘柄選択はしやすいかと存じます。
弊社へのお問い合わせは、お気軽に03-3868-2801までどうぞ。