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“株のソムリエ”からの勝ちの連鎖術!

東証グロースCoreが先行で上抜けしそうです。

  

米国での先週の各指標は注目の雇用統計を含めまあまあ予想の範囲内であり、ミシガン大学消費者信頼感指数も予想を上回り、それでも長期金利は落ち着いており、今週の消費者物価指数の大きな変動がなければ利下げの見方が勝っているようです。

 

来週の中央銀行の週を迎えるにあたって日銀の政策も注目度は高いと思われ、今回は0.25ポイントの利上げが想定されます。弊社では現状のデフレ脱却のチャンスに利上げは早いとの見解を持っていますが、日銀の見方は少々違うようです。

 

賃金上昇率が一定の水準で維持されておりますが、個人消費の弱さが経済の好循環を阻害しております。これは物価高が原因で、その物価高は円安が原因との論が先行しております。この為替の水準が日銀にとっては面白くないようで、従って利上げにより円高に戻したい。

 

まあ、こんなところでしょうか、ただ仮に利上げが実行されたとしても7月のネガティブサプライズほどのインパクトはないと思われます。既に東京市場のもたつきは相当数の利上げを織り込んでいると思われ、出尽くし感に期待したいところであります。

 

昨日の東京市場でも朝方の上げを帳消しにしたのは半導体株、この分野で唯一強かった「アドバンテスト」が下げを主導しました。「ファストリ」「ソフトバンク」が下げに抗しましたが、日経平均自体は上値の重さが意識されました。

 

個人投資家には縁の薄い値嵩株であり、あまり眼中に入れる必要はないかと存じます。当欄でも再三指摘しております通り中小型材料株には資金が盛んに向かっております。

 

昨日、海外マネーが東証グロース市場で2年数カ月ぶりの買い越しに転じたことを申し上げましたが、プライム市場で既に買われているものは高値圏で買い辛く、下落しているものは下落が止まっているか怪しい、となれば当然の帰結と思われます。

 

海外マネーの中では特に欧州系が日本のグロース株がお好みです。

 

 

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